家庭菜園でのよくある失敗例

せっかく家庭菜園を始めるなら、失敗しないように気を付けて行ないたいものですよね。
そこで初めての家庭菜園が無事収穫まで辿り着けるように、「家庭菜園初心者にありがちな失敗例」や「うまく育てるコツ」などを解説します。
 

よくある失敗例

まずは、家庭菜園を行なう上でよく起こる失敗例をご紹介します。



水のやりすぎ・水やり不足
大抵の植物は水やりが必要となりますが、必要以上に水を与えすぎてしまうのはNG。
1日1回の水やりでも、野菜の種類や土の状態によっては水を与えすぎてしまうこともあります。特に、土の状態には注意が必要です。植物に水を与えるのに適したタイミングは、“土が乾いているとき”。土が乾いていない状態で何度も水やりをすると、植物の根を腐らせてしまう可能性があります。
また、水やり不足にも要注意。水のあげすぎも良くありませんが、水やりが不足していると植物を枯らしてしまうこともあります。
多すぎず少なすぎない、適量の水を与えましょう。

肥料のやりすぎ
水と同様に、肥料のやりすぎにも注意が必要です。プランター栽培などで使用される「野菜栽培用」と表記されている市販の土は、既に土の中に栄養素が含まれている場合もあります。あらかじめ栄養素が含まれている土に肥料を足してしまうと、土から虫が湧いてしまうことや、栄養過多状態となり野菜が枯れてしまう恐れがあります。そのため、市販の土を使って家庭菜園を行なう場合は、土に含まれている栄養素を事前に確認するよう心掛けましょう。
しかし、市販の土にあらかじめ配合されている栄養素の効果は、約1ヵ月程度で切れます。野菜の育ち具合などによっては、追肥(肥料を追加すること)も必要です。加えて、育成している野菜に適した肥料を選ぶことも大切。どんなに肥料を適量与えていても、野菜に適していなければ育ちにくい場合もあります。野菜の特性にあった肥料を適量与えましょう。

育てる場所の選定ミス
育成に最適な場所は、野菜の種類によって異なります。日の当たる風通しのいい場所で育てるのが一般的ですが、中には日陰を好む野菜や、少し湿っている状態の場所を好む野菜も存在します。野菜を育てる際には、対象の特性を考慮して“育ちやすい場所”で育てましょう。
上記で説明したように、育てる野菜の種類によって特性は様々です。一概に、「水・肥料をたくさん与えればいい」「日の当たる場所で育てればいい」とは言い切れません。家庭菜園を始める前に、自分が育てる野菜の特性をしっかり調べてから育成を始めましょう。

上手に育てるには?




 
家庭菜園を成功させるコツは、全部で4つ。野菜の育成を始める前の準備段階から行ないます。
 
野菜の栽培計画を立てる
まずは、育てたい野菜に優先順位をつけて育て始めることが大切です。
あれもこれもと手を出すよりも、初めは手間のかからない育てやすい野菜から育てましょう。 育てる野菜が決まったら、その野菜に適した育てるタイミングをチェック。苗や種を植える時期を把握した上で、栽培をスタートします。
 
野菜が育ちやすい土を作る
続いて、野菜の育成に適した環境作りに取り掛かりましょう。
環境作りをする上で重要なポイントは、苗や種を植える土の状態。野菜を収穫できる状態まで育てるには、通気性と保水性が良い状態の土を準備することが必要です。プランターで家庭菜園を行なう場合は、ホームセンターなどで販売している野菜栽培用の市販の土を使用するのが一番簡単です。自宅の庭などで家庭菜園を行なう場合は、土を耕すのがおすすめ。耕すことによって土が柔らかくなるため、野菜が根を伸ばしやすくなり水や養分を吸収しやすくなります。
 
底が深めのプランターを用意する
植物は窮屈な場所よりも、広い場所の方が育ちやすいとされています。また、プランターに入れる土の量が多いと植物が根を張りやすくなるだけでなく、保水性がグンと上がります。
そのため大きなサイズのプランターの方が野菜も育ちやすいですが、ベランダなどで家庭菜園を行なう場合はプランターの置き場所に悩んでしまうことも。限られたスペースで家庭菜園を行なう場合には、横幅よりも“深さのあるプランター“を使って育てると良いでしょう。
 
日当たり・風通しに注意する
よくある失敗例でもご紹介した通り、育てる野菜の種類によって育ちやすい環境は異なります。
しかし、基本的に野菜を育てる際には“日当たりが良く風通しが良い場所”で育てるのが良いでしょう。風通しが悪くジメジメとした環境は、病害虫が発生する恐れもありますので注意が必要です。また、季節によって温度や湿度は変化するもの。季節ごとにプランターの置き場所を変えるのも方法の一つです。もちろん育てる野菜によって環境を見極めることも重要。野菜の特性や育成状況に合わせて、日当たりと風通しを意識しましょう。
 

以上の準備をしっかりと整えた上で野菜の育成に取り組めば、失敗を未然に防げるはずです。

適切な肥料を選ぼう!

上記でもご説明した通り、元気な野菜を作るためには適した環境作りが重要です。
環境作りには良い状態の土が必須。良い状態の土を作るためには、肥料が欠かせません。以前の「肥料の種類」でもお伝えさせていただきましたが、改めて土作りを支える肥料とはどのようなものかをご説明します。

肥料は大きく分けて「有機質肥料」と「無機質肥料(化学肥料)」の2種類あります。「有機質肥料」とは動物由来または植物由来の肥料のこと。「無機質肥料(化学肥料)」とは鉱物や化学的に合成して作られた肥料を指します。
それぞれ使用している材料が異なるため特徴も様々ですが、「有機質肥料」と「無機質肥料(化学肥料)」の大きな違いは肥料成分が植物に吸収されるまでにかかる時間です。吸収されるまでの時間は、肥料として使われる成分がどのような形で含まれているかにより異なります。

「有機質肥料」に含まれる肥料成分は植物が吸収しやすい形になっているため、肥料の効果がゆっくりと表れて長く効くのが特徴です。加えて、土を栽培しやすいふかふかな構造(団粒構造)へと促し、土壌を改良する効果があります。以上の効果から、「有機質肥料」は家庭菜園を行なう際の元肥*1として使われることが多いです。しかし、ひとくちに「有機質肥料」といっても種類は様々。育てる野菜によって適した肥料が異なるため、パッケージや説明書きをよく確認しましょう。

*1 元肥(もとごえ)…植物を植え付ける前に、土に施す肥料

 
庭などで家庭菜園を行なう場合
 

自宅の庭などで家庭菜園を行なう場合は、元々その土地にある土を良い状態に改良する必要があります。
適した土壌酸性度(pH)は育てる植物によって異なりますが、日本の土壌は元々酸性に傾いている場合が多いとされています。そのため、土壌をアルカリ性に傾ける効果がある「苦土石灰」を混ぜて酸性度を調整する必要があります。
土壌の酸性度が分からない方は、市販のpH測定器を使って調べましょう。

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また、害虫を寄せ付けない効果があるとされている土壌改良資材「籾殻くん炭」もおすすめ。土壌を改良するだけでなく、土壌の酸性度を中和してくれます。

 


上ご説明したように、家庭菜園を成功させるには育てる野菜に適した環境や肥料を用意することが大切です。
何事を始めるにおいても、最初は誰でも失敗しやすいもの。しかし、事前に成功しやすいコツなどを知っておけば失敗を未然に防げます。
ぜひ、今回解説したポイントを踏まえて家庭菜園にチャレンジしてみてくださいね。

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